第4章 マネージャー事情 ★
>>side:Masaki
雅「にの…」
和「………」
にののマネージャーからの連絡。
持病の方の痛みが出てるから
病院行ったら、今日は帰れないって。
にの…腰、痛かったの…言えよ…
今日は打ち合わせだけで
俺が早く終わってたから
マネージャーに迎えに来てもらって
病院に駆け付けた。
他の3人はまだ仕事中。
ベッドに横たわるにのは
静かに眠ってた。
マネ「朝から、調子悪かったんです…」
雅「え…そうなの…」
マネ「痛かったら言ってって言ったら…既に痛いみたいな返事で」
雅「…気付かなかった…だから昨日…」
マネ「え?」
雅「いや…」
マネ「…今日はここに泊まります。相葉さんどうされますか?」
雅「とりあえず…起きるまでいたいんだけど…」
マネ「分かりました。飲み物買ってきますね」
雅「ごめんね、ありがと」
♪~~
雅「…もしもし」
潤『もしもし雅紀?今どこ』
雅「病院。…にの寝てる」
潤『そか…腰、どうなんだろ…』
雅「朝から痛かったみたい。今日は泊まるって」
潤『明日は帰れんのかな?明日…』
雅「明日5人仕事だよね…俺も泊まろうかな」
潤『俺らもいま終わったんだけど…』
雅「んー…でもまぁ…持病でメンバー全員来てもね…」
潤『だよな…じゃあ…今夜、雅紀お願いしていい?』
雅「うん。起きたら連絡するね」
潤『うん。お疲れさま』
雅「お疲れー」
和「…起きたけど」
雅「わっ…なんだ、言ってよ」
和「……なんでいんの、」
雅「なんでって…今日帰れないってマネージャーから連絡きて…」
和「…ただの発作的なアレ。騒ぐことじゃない」
雅「………」
和「…なによ…」
ぼーっと、テンションの低い時のにの。
冷静そうにみせて、繊細で…
自分の殻に篭ってしまう。
俺はベッドに寝ているにのを
ぎゅーって、抱きしめた。
雅「…いたい?」
和「だいじょぅぶ…慣れてる」
雅「昨日から、痛かったの?」
和「…ちょっと、違和感あっただけ」
雅「言ってくれたら挿れなかったのに…」
和「ちがぅ…それは、ちがうから…」
雅「……キス、してもいい?」
和「…そんなこと、聞かれたくない…//」
雅「ふふ…ちゅっ、…かず…」
和「、……」
次に見たにのの顔は、少し綻んでた。
良かった。目を覚ました時、いられて。
持病が出た時の不安…
少しでも和らげてあげたい。