第12章 お久しぶり ★
>>side:Jun
帰っても来なくなった。
泊まり…一緒に住んでる意味ないじゃん。
それに…こう、泊まりが続くと
また不安になってしまう…。
前と違うのは、LINEも返ってくるし
電話もできるということ。
しかも、向こうからかけてくる。
和『じゅんーおはよ』
潤「おはよー」
和『家?』
潤「そう。かずは?ご飯食べた?」
和『食べた…じゅんのご飯食べたい…』
潤「ふふ…かわいー。何食べたい?」
和『んー、あ!あれ、手羽元の煮たやつ。ポン酢の』
潤「あー、あれな。帰ってくる時作っとく」
和『明日は帰るよ、みんなと一緒に』
潤「そうなの?じゃあ…今日から煮とこうかなぁ」
和『ふふ…じゅん…』
潤「ん?」
和『……だいすき、』
潤「…ふふっ…俺も……なんかバカップルの電話みたいだな」
和『あー、バカにした。俺の可愛い告白を』
潤「自分でいうな!ははは!」
和『でもほんとに…会いたい。明日楽しみにしてるね』
潤「…ん、早くぎゅーってしたい。」
和『うん…』
ちょこちょこ帰って来てたみたいだけど
俺は特に、みんなすれ違いで、
あんまり会えてなかった。
週に1回ある5人での収録現場で、
それもカメラの前でしか
話す時間が取れなくて…
こんなのたまにあるけど久しぶりだった。
明日はゆっくりできるみたい…♪
智「なにしてんの?」
潤「鶏、煮てる」
智「おお!美味いやつ」
潤「明日、かず帰ってくるんだって。」
智「リクエスト?」
潤「そ。」
智「ふふふ…楽しみ♪」
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マネ「みなさん前室移動お願いしまーす」
翔「にのは?」
マネ「もう来ます!」
最近のいつもの感じだ。
朝は楽屋では会えない。
-前室
和「おはようございます」
『おはようございまーす』
「では、スタジオ入りお願いしまーす」
智「おはよ、にの♪」
和「おはよ」
智「今日帰るって?」
和「うん、今日はこれで終わり♪」
智「…元気そうじゃん!」
和「ね。治った、おかげさまで」
智「そうなの?良かった」
翔「なになに」
智「今日は一緒に帰るって」
雅「やったー♪みんな終わりだよね?」
翔「久しぶりだなー!」
潤「ご飯、仕込んでるよ」
和「やった♪がんばろー」
元気そう。安心した。
笑ってる顔が見られるだけで
こんなにもほっとするものか…
とにかく嬉しい♪