第9章 嘘と喧嘩と団結力 ★
>>side:Sho
翔「ただいまー」
「「「お帰り~」」」
雅「お帰り翔ちゃん!早いじゃん♪」
翔「お。雅紀まだ食べてんの?」
雅「へへ…ちょっと、押しちゃった」
翔「お疲れ。え、じゃあ俺も鍋食べられる!?」
潤「だね。ちょっと野菜足すわ」
翔「ありがとー、じゅん♪」
和「最後雑炊する?」
「「する!!」」
和「ふふ…」
俺が帰ったらダイニングにみんないた。
早く帰れたから、鍋にありつけそう♪
潤「翔さん風呂は?先入ってくれたらその間にやっとく」
翔「マジで?さんきゅ。じゃあ行ってくる」
潤「はーい」
和「翔ちゃん、俺も~」
翔「かず入ってないの?」
智「ご飯の前寝ちゃって入り損ねたの」
翔「そうなんだ。じゃあかず一緒に入ろ」
和「うん」
雅「翔ちゃん早く出てよ」
翔「分かってるよ。さすがになんもしねぇわ」
-風呂場
翔「かず、おいで」
和「自分でできるもん」
翔「いいじゃん、やらせてよ。」
和「…んー、」
翔「ふふ…ありがと」
シャンプーとトリートメントをしてあげた。
身体は自分で洗って、
かずは先に湯船に浸かった。
和「…翔ちゃん…ごめんね?」
翔「んー?なに謝ってんの?」
和「……ぅ、ん…」
翔「かずー、…俺、かずが好きだよ」
和「…ぁりがと…」
翔「こちらこそごめんな、怒鳴って。びっくりしたよな」
和「んーん…」
翔「もー、風呂だと泣いてんのかどうか分かりにくいから泣くな」
和「ふふっ…なにそれ…ぐすっ、…」
翔「…ちゅ、っん…」
和「ンっ…は、…//」
湯船に浸かりながら俺を見上げるかずは
やっぱりとてつもなく可愛くて。
久しぶりな気がした。
こんな、深い、熱いキスは。
和「…しょぅちゃ…」
翔「ん?」
和「俺…すぐ、涙出てくる…。1人になったら、気付いたら泣いてて、なんか、わかんないの…今日も、事務所、行って…涙出てきちゃってね、…でも、潤たち来てくれたけど…」
翔「そか…。かず…」
不安そうに話すかずをぎゅっと抱きしめた。
自分で自分のことが不安になってる。
でも、話してくれたことが嬉しかった。
和「だから…泣いちゃっても、俺、悲しいわけじゃないから…いっぱい泣いても、心配、しないでね…」
翔「ふふ…泣いたら、心配する。好きな子が泣いてたら、無条件で心配するの」
和「…しょぅちゃん…かっこい…」
翔「だろ?ふふ…」
