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溺愛執事の恋愛事情

第12章 溺愛執事の恋愛事情


潤んだ瞳。
紅潮した頬、肌。
乱れる吐息。



全てを感じたくて。
声を押さえるように顔と口元を隠す腕を、縫い止めた。




「………エロい顔」

「………ハイセ、だって」



失敗した、と思った。
歳月は確かに彼女を女性へと成長させたのだと、実感する。
こんなにも。
こんなにも『女』の顔へと、変えたのだと。



「……悔しいな」
「ハイセ?」


成長していく彼女を、そばでみていたかった。
俺が一緒に、成長していきたかった。


「ほんと、もったいねーな」


2年の月日は、こんなにも長いのか。




悔しさで歪む顔を見られたくなくて。
疑問顔の皇の胸へと、顔を沈めた。



「━━━━っあ……ッッ」



途端に跳ねる、小さな体。


変わってないな。
この反応。
かわいい。
やっぱり、あの頃のままだ。



「はい、せ、ハイセそれ……っ、やだぁ」




胸を執拗に苛めれば、すぐにぷくりと存在を主張するピンク色のそれ。
すかさず口の中へと含み、吸い付いた。
片方は、指先でカリカリと引っ掻くように、触れていく。
自由になった両手は、言葉とは裏腹に押し付けるようにきつく俺の頭を抱き締めている。
体は正直……ってやつかな、と、自然と笑みが溢れた。


「━━━ッッ!?い、き……っ、やぁ……ッッ」



舌先を丸めて、先端だけに舌を這わす。
これが一番、彼女を喜ばす方法だ。


「━━━━ッッひ、ぅ」


案の定、ビクン、と反り返る皇の体。


その隙をついて。
再び唇を奪った。


「━━━━〰️〰️んぅ、んん」


空いている指先は、下半身へ。
すでにしとどに濡れていたそこは、容易く指先を受け入れた。
指先の抜き差しに合わせて小さく跳ねる体。
彼女の指先は、しがみつくように俺の両腕を捕らえて離さない。


そろそろ、イっとくかな。



ぐ、と。
人差し指を折り曲げて、奥を抉る。



「━━━━━━ッッ、っ、ふ、ぅ」



ビクン、と。
一際大きくしなると、ちぎれそうなほどに指先を締め付け彼女は上手に果てた。



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