第6章 直情径行
『やっ…んっ……んぁっ!!』
三蔵の手は衣月の下半身の肉芽に手がいった。
『んっあぁん…いや…んっあぁぁんっ!!』
衣月の体がビクビクっと跳ねた。
『あっ…んぁぁんっ!やっあっ…はっあっ…』
絶頂に達したのにも関わらず、三蔵は手をとめない。
『んっあっ…はぁうっ…ああっ!!』
衣月の体は再びビクビクっと跳ねた。
『やっあっ…もっ…うっ…んぁっ!あぁぁん…はぁはぁ…』
三蔵は2時間ほどそれを繰り返した。
もう、衣月は何度、達したのか分からないくらいになっていた。
三蔵は衣月の肉芽を刺激するのを辞めると己の法衣を全て脱ぎ捨てて衣月の着ていたアンダーウェアも脱がせた。
『……ぅ…っう……』
三蔵の熱くなった肉棒が衣月の蜜壷にあてがわれると衣月の蜜壷は悲鳴をあげた。
『…っ…た…っ…いっ…』
三蔵は衣月のその言葉が聞こえていないかのように何も言わずに腰を打ち付けていた。
『……くっ!!』
うめき声のような声をあげた三蔵は衣月の蜜壷に己の欲を吐き出した。
『はぁはぁ……すまん…無理にするつもりはなかった…』
三蔵は衣月を繋がったまま抱きしめて言った。
顔は見えなかったが三蔵の声は震えていた。
『怖かったんでしょ?こんな雨の日に…大切な人を失ったから…大丈夫…あたしは三蔵の全てを受け入れるよ。それが弱い三蔵だとしても…』
衣月はそんな三蔵を抱きしめ返した。
三蔵は声を押し殺して泣いた。
衣月は泣いた三蔵を見たことがなかった為に少し驚いたが優しく…小さな子供をあやすかのように頭を撫でて受け入れた。
そう言えば…先代が亡くなった時もこんな雨の日だったと衣月は思い出した。
先代の死は辛いものだったが衣月にとって決意をするきっかけとなった。