第4章 晴天霹靂
『ねぇ、これどういう状況?』
『さぁな。』
『なんで2人とも裸なんだ?』
『悟空は気にしなくていいですよ。』
悟浄と里白を迎えに来ると裸で寄り添い眠る2人を見つけた。
『あ…皆さんおはようござい…『里白!!悟浄の棒を里白の穴に受け入れたの!?』
里白の言葉を遮って言う衣月。
『なにもしてねぇよっ!!』
それに思わず突っ込む悟浄。
『そうなの?つまんなーい…』
衣月は残念そうに言った。
『まぁ、熱い夜は今度ですけど…お付き合いはする事になりましたけどね。』
服をそそくさと着替えつつ里白が言った。
悟浄もいつの間にか服を着ていた。
『まぁ、そういうこと。』
『フンッ…せいぜい捨てられねぇようにな。』
悟浄が里白の腰に手を回しながら言うとそれに三蔵が答えた。
『そういう三蔵さまも衣月に捨てられねぇようにしねぇとなぁ?』
『あーないわ。あたしは三蔵大好きだから。』
と衣月。
『だそうだ。』
当たり前だという感じで言う三蔵。
『お熱いねーお二人さん。』
どこか嬉しそうにそう言う悟浄。
『悟浄…これあげる。お祝いみたいなもんかな。』
衣月がそう言って渡したのは未開封のラッキーストライク。
『サンキュー…かっる…』
火をつけて1口吸うといつもと違う味がした。
でもなぜか、どこかいつも吸うタバコより吸った気がしたような感じがした。