第4章 晴天霹靂
『おい…酒もってこい…まだ、あんだろ?』
こう言ったのは衣月。
遡ること2時間前…
街についた三蔵一行はチンピラに絡まれて飲み比べをする事になった。
『衣月…酔ってます?』
『酔ってるよな…あれは…』
『確実に酔ってますよ。』
悟浄と八戒は衣月の変わりように驚いていた悟空は爆睡している。
チンピラたちは全滅していたが衣月はまだ飲む気らしい。
そんな衣月に三蔵は突然、キスをした。
『これで我慢しとけ。』
『ぁ…うん…』
その三蔵の行動に辺りはざわめいていた。
『あー…やっちゃいましたねー』
『やっちまったな…』
『あはは〜』
とりあえず、衣月と三蔵と悟空を回収して宿屋に移動した。
部屋に戻るとやたらと三蔵にベタベタと甘える衣月。
『とりあえず…休んでおけ。』
『なんでだよ…あたしが嫌いか?』
『そういう問題じゃねぇよ…好きにきまってんだろ。とりあえず。今はその先をするつもりはない。』
三蔵はそう言って衣月を抱きしめたまま寝てしまった。
衣月もウトウトとしてきて眠りについた。