第6章 上杉の忍び(謙信ED)
謙信「忍」
忍「はい」
謙信「少し出かける付き合え」
忍「・・・御意」
城下
忍「謙信様、あのどういった用事で?」
謙信「酒を飲むついでに、
町の様子をみようと思っただけだ」
忍「私いりました?」
謙信「酒の後で誰かと斬りあいでも、
するつもりだったからな。
あとちょうどお前が見えたから、
声をかけただけだ」
謙信は酒を飲みながらそう答える。
忍「そうですか」
忍はため息をつく。
謙信「隣でため息をつくな。酒がまずくなる」
謙信はそういうと忍に酌をさせた。
忍は黙って謙信に酌をする。