• テキストサイズ

イケメン戦国短編集2

第37章 虎の贈り物(真田幸村)


数日後

幸村「信玄様」
信玄「なんだ?」
幸村「あいつに変なモノ、
   贈るのやめてください」
信玄「変なモノとは失礼だな。
   で?どうだったんだ?」

幸村「はい?」
信玄「使ったんだろ?」
幸村「な・・・使うわけ・・・」

信玄「嘘をつくのはやめなさい。
   そんなに変なモノなら、
   箱ごと俺に返してもおかしくはない。
   だが返さないところを見ると、
   姫に使って姫の蜜にまみれたものを、
   俺に渡すのは癪・・・そうだな?」

幸村「~~~~っ」
信玄「姫に幸がいないときに、
   大切に使うよう言ってくれ」
幸村「誰が言うか!!」

春日山城で主従が、
そんな会話をしていたことなど、
忍走る由も、
なかったのだった。



おしまい
/ 690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp