第36章 苦き夢と甘き現(徳川家康)※閲覧注意
忍「やましくない男なんかいないって・・・
本当だったんだね・・・」
家康「・・・まあそうだろうね。
ねえ忍。
本当に好きだったの?」
忍「え?」
家康「どっちでもいいけど、
俺執念深いよ?
“好きだった”なら、
もう一度あんたが俺を好きになるように、
“今も好き”なら、
仲直りってことで、
今度は起きているあんたを抱くけど・・・
あんたはどっちがいい?」
質問をしながらも、
その言葉に答えを聞く気がないのを、
忍は感じていた。
忍「・・・本当にやましい人」
忍はため息をつきながら、
そっと家康の耳元でぽそりと答える。
家康は満足げな顔をすると、
忍の身体の上に跨り、
その身体を再び愛するのだった。
おしまい