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イケメン戦国短編集2

第35章 好奇心?(今川義元)


忍「えっと・・・まずは、
    こちらから言いますね」
忍はそういうと、
本来の目的であったその物を、
手に取って義元に見せる。

義元「これが買いたかったもの?」
忍「そうです。
    本当なら義元さんに、
    秘密にしたかったんですが・・・」

義元「秘密ね・・・俺はそういうの、
   好きじゃないな・・・」
忍「だって恥ずかしいじゃないですか・・・
     使う目的が目的ですし・・・」
義元「どういうこと?」

忍「・・・この時代では月の障りで、
    女性は離れとかに、
    行ったりはしないんですよ」
義元「へえそうなんだ。
   君もそうだったの?」
忍「そうですね。私もそうです」
義元「じゃあどうするの・・・?」

忍「こういうその時用の品が、
    あるんですよ」
義元「え・・・これが・・・?」
忍「いつあちらに戻れるか、
    分からないので、
    ここで暮らしているうちに来て、
    布団を汚したら、
    行けないと思ったので・・・
    用心して買ったんですよ」
義元「それで俺に秘密か・・・」
忍の言葉に、
義元は納得がいったかのように呟く。
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