第33章 拘束された夜(顕如)
顕如「お嬢さん」
忍「ん・・・ぅ・・・?」
そんな時だった、
自慰行為に夢中になる忍の傍へ、
顕如がゆっくりと近づいてきた。
忍は一瞬だけ、
我に返ったのか、
自慰行為の手を止める。
急に止められた秘所は、
ひくひくと寂しいと訴える。
忍「顕如さん・・・
な・・・んで・・・」
顕如「お嬢さん、
それでは足りぬだろう?」
顕如はそういうと筋張った手を、
忍に伸ばしてきた。
顕如の手は縄で、
拘束されているはずだったが、
顕如の抵抗のが上だったのか、
あるいは拘束が甘かったのか、
その手から縄はすでに外れており、
牢の中では顕如の身は自由になっていた。