第33章 拘束された夜（顕如）

しかし忍に触れられるたび、
その抵抗に反比例するかのように、
顕如の男としての欲は、
強くなっていく。

忍はそんな様子の顕如を見て、
面白くなったのか、
あるいは抗う顕如が、
気に入らなかったのか、
顕如の足の間に顔を近づけた。

顕如「お嬢さ・・・っ・・・」
顕如が忍の様子に、
気づいた瞬間、
顕如の一物に何かが触れる。

それは忍の唇だった。
汚いことなど何も知らないような、
そんな忍が、
汚らしい欲望の権化である一物を、
咥えこんでいる様を、
視覚とぬくもりで、
意識させられた顕如は、
忍の口の中で、
さらに一物を硬くさせていく。