第32章 兄の皮をかぶった狼(豊臣秀吉)
秀吉「こーら、どこが子供だ?
こんなふくらみさげて、
男を誘っておいて」
秀吉は忍の双丘を、
大きな掌で包み込む。
そのまま、やさしくもみしだき、
時折その手は荒くなる。
それは今の秀吉の心の内、
そのままだった。
忍に対して、
兄のようにやさしくしたいのに、
心のどこかで、
忍のことを、
獣のように食い荒らしたくなる。
女を抱いたのは初めてではない、
だがここまでほしいと、
こんな気持ちを抱いた女は初めてだった。
もっともっとこの女を食いたい。
そんな欲に支配され、
秀吉の愛撫は激しさを増す。