第32章 兄の皮をかぶった狼(豊臣秀吉)
秀吉「悪いな。お前が触れるから、
お前が俺を誘うから・・・
今は隠してやれない。
まあお前のほとに、
挿入してお前の視界から、
外すことはしてやるが・・・
そうしたらお前の意識は、
俺のこれに持ってかれるからな」
秀吉はさきほどの、
お返しとでもいうように、
忍の唇に口づけをする。
忍からのものとは違い、
その口づけは、
一度や二度ですまない。
秀吉と忍の舌が触れるたび、
互いの唾液が、
行き来する音が部屋に響く。
忍「ふ・・・は・・・っ」
忍は息も絶え絶えになり、
潤んだ瞳で秀吉を見るだけで、
精いっぱいになる。
そんな忍に、
さらにあおられた秀吉は、
忍の着物を乱していく。