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イケメン戦国短編集2

第4章 君に捧げる恋歌(今川義元)


ある日、義元はぶらりと散歩をしていた。
義元「いい天気。こんな日に、
   斬りあえなんて謙信はどうかしてるよ」
先ほど身を寄せている越後の将である、
上杉謙信を思い出し、
義元はため息をついた。

義元「佐助は新作のまきびし作るとか、
   息巻いていたし、
   信玄は三つ者の具合確かめに、
   いってくるっていってたっけ」
佐助はともかくとして信玄のは、
十中八九女とのお楽しみだろうななんて思った。

義元「そういえばそれに幸村、
   巻き込まれてた気がするけど・・・
   まあ初心とはいえ幸村も男だし、
   なんだかんだで楽しむか・・・
   後でどうだったか揶揄ってみるかな」
信玄に無理やり、
連れていかれる幸村の姿を思い出して、
義元は笑みを浮かべていた。
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