第31章 紅花散華(毛利元就)※閲覧注意
元就「おいおい、
汚れた服を、
脱がしてやろうとしただけだろ?」
女の悲鳴に元就は悪びれもせず、
悪い笑みを浮かべながらそう答える。
女は切り裂かれ、
身体に残る着物が落ちないように、
ゆっくりとあとずさりをする。
そんな女をあざ笑うかのように、
元就は距離をつめ、
女を壁際に追い詰める。
女「・・・っ」
女は怯えと憎しみをこめ、
元就を睨む。
元就「いいねえ・・・
ここまでされてもまだ、
そんな目ができる女とは・・・
ますます落としたくなる」
元就は悪い笑みを深くし、
女をじっとりと見つめる。