第30章 ああ勘違い(森蘭丸)
忍「ら・・・蘭丸!?」
手のひらに伝わる、
熱くて硬いそれの感触に、
忍は焦り、
蘭丸の名を呼ぶしかできなかった。
蘭丸「ん?何?」
忍「なんで・・・」
蘭丸「俺も気持ちよくなりたかったから?
本当はさっき触れてた忍と、
直接くっつきあいたいけど、
初めての女の子相手に、
外でってのはあんまりだろうから、
手で我慢することにするかなって」
忍「そんな・・・」
蘭丸「大丈夫だよ・・・
忍はただ・・・
俺のこれに、
触れてるだけでいい」
蘭丸はそういうと、
忍の手のうえに、
自分の手を重ねると、
ゆっくりと上下に動かし始めた。