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イケメン戦国短編集2

第27章 終の絆(森蘭丸&顕如)


顕如の部下2「暴れても無駄だ。
       ほら飲め」
忍「いやあああ」
忍のナカに錫杖の棒が入り込む。

忍が暴れるたび、
入っているのと反対側についている、
輪の部分がシャンシャンと音を立てる。
男が錫杖を抜き差しをする。

顕如「何をしている」
忍は錫杖を挿れられたまま、
顕如を見ていた。
助けてくれるはずなどないかもしれない、
だけどこんなこと止めてほしいと、
顕如に懇願をした。

顕如の側に蘭丸も控えている。
蘭丸は忍の姿を、
沈痛な面持ちで見たのち、
顔を背けるだけだった。

顕如の部下1「顕如様。
       これは・・・」
顕如「何をしている」
顕如の部下2「これは・・・
       その女が・・・」

顕如「もういい。
   お前らをそこまで。
   堕としたのは私のせいだ」
顕如は男から錫杖をとりあげ、
忍のナカから引き抜いた。

忍「ひう・・・」
忍の口から、
甘い声が漏れる。
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