第25章 初めの絆(毛利元就)
忍「・・・腰痛い」
翌日忍は、
褥の上で横になっていた。
元就に散々貫かれた結果、
湯あたりや寝不足、
疲労が重なって、
倒れてしまったのだ。
店も臨時休業をしている。
元就「具合どうだ?」
忍を、
体調不良に追い込んだ元凶は、
忍の額の上の手ぬぐいを、
にやにやしながら変えていた。
忍と交わったことで、
こちらは腕の怪我以外は、
元気いっぱいだった。
忍「誰のせいだと・・・」
元就「はいはい、俺のせい俺のせい」
忍「あのね・・・っ」
忍は文句を言うために、
身体を無理やり起こそうとするも、
起き上がることはできなかった。