第24章 二匹の狼(真田幸村)※閲覧注意
幸村は子種を出し切ったのか、
「ふう」と一息をついた。
その男の象徴はすっかり萎えている。
そのまま忍と、
自分の着物に目を向けた。
身体中に赤い華を咲かせ、
気を失ったまま、
自分と村正の子種を、
秘所からトロトロと流す忍と、
そんな自分と村正の子種と、
忍の愛液にまみれ、
見るも無残な自身の着物が、
そこにはあった。
幸村「あー・・・どうすっかな」
女のことも自分のことも含め、
このままでは戻れまいとそう思った。
いなくなってしまった村正を探そうにも、
今の自分は素っ裸であるし、
この女を放置させたままにはできまいと、
そんなことを考えていると、
草むらががさりと音を立てた。