第3章 犬と猿・・・?(豊臣秀吉)
秀吉「てめえ光秀!!」
光秀「冗談だ。俺とて未来の奥方の前で、
男を口説く趣味などない」
秀吉「誰がこんな女を!
・・・信長様の命でなければ、
こんなのお受けしなかった」
光秀「いいのか?
いらぬなら俺がもらいうけるぞ?」
信長「それも面白いが、
その娘は、ぜひ秀吉にと、
決まったことだ。諦めろ」
秀吉「ですが」
信長「秀吉。貴様俺に逆らうのか?」
秀吉「そうではなく、
いくら同盟を組んだ相手の娘とはいえ、
危険ではないのですか?
信長様に万一のことがあれば・・・」
信長「この小娘一人に俺がどうにかされるとでも?
ずいぶんと見くびられたものだ」
忍「そんなつまらないことしないわよ」
忍は秀吉を睨みながら、そんなことを言った。