第2章 男嫌いと女嫌い？（上杉謙信）

謙信「・・・冗談だ。
　　　だが次そのような煽りをすれば、
　　　冗談で済ます自信はない。
　　　お前が気を失うまで、
　　　そのほとに子種を注ぎ込む」

忍「えっと・・・
　　　　裳着ならもう終わりなのでは？」
謙信「裳着ならばな？」
忍「え・・・？」
謙信「気が変わった。
　　　お前と婚姻を結ぶことにする」
忍「え・・・ええ！？」
忍は謙信の言葉に唖然としていた。

謙信「何を驚く。
　　　もとよりそういう話であっただろう？」
忍「だって・・・
　　　　謙信様断るって・・・」
謙信「だから気が変わったといっただろう。
　　　お前が欲しくなった。
　　　だからこの縁談は利用させてもらう。
　　　お前も俺を利用するつもりだったのだ、
　　　何も問題はないだろう？」

謙信はそういうと、
自分と忍の着物をなおし、
唖然とする忍を、
忍の住む城へ連れ、
そのまま縁談の話をすすめ、
その身を手中に収めることに、
成功するのだった。




おしまい