第2章 男嫌いと女嫌い?(上杉謙信)
忍「それは違います。
私は見てほしいだけです。
私という私を・・・」
謙信「・・・・・・」
謙信はその言葉に何か惹かれたのか、
忍の唇を奪っていた。
忍「んんっ」
謙信「いいだろう。あの日断った裳着の儀、
今ここで俺が行ってやろう」
忍「え!?け・・・」
忍が謙信の名を呼ぶよりも早く、
謙信は忍の頭から自分の羽織をどかし、
忍の身にまとう衣をはぎ取った
。
忍の双丘が、
謙信の眼前でぷるんと揺れる。
謙信はその揺れるふくらみを黙って見つめ、
手を伸ばすとゆっくりと触れ始めた。
忍「んんっ・・・」
謙信のもどかしい手つきに、
忍は身体をよじる。
謙信「案ずるな。
お前はただ俺を感じていればいい」
断っておいてずいぶん勝手な話だと、
謙信自身もそう思っていた。
だが、その時の謙信は、
何故だか目の前の少女が、
急に欲しくなっていたのだった。