• テキストサイズ

イケメン戦国短編集2

第14章 交換留学?SIDE安土(蘭丸の章)


忍「ねえ・・・蘭丸君・・・
    やっぱりあなたは、
    あの蘭丸君なんだよね・・・?」
蘭丸「どの蘭丸かは知らないけど、
   君の想像している蘭丸であってるよ」
蘭丸は静かにそう告げる。

忍「なんで安土に・・・?
     蘭丸君は顕如さんの・・・」
蘭丸「その顕如様の命令なんだ」
忍「顕如さんの・・・?なんで・・・」
蘭丸「忍様・・・いや、
   忍は何も知らないんだね」
蘭丸は忍を様付けするのをやめ、
知り合いのようにしゃべる。
(実際、知り合いであるのは間違いないのだが・・・)

蘭丸の口から出た顕如という男と、
忍の上司である武田信玄は、
古い友の間柄であるため、
彼らとかかわりのある蘭丸と、忍も、
彼らほど親しくはないが、
関わりがなかったわけではない。

だからこそ忍には不思議でしかなかったのだ。
あんなに顕如を慕い、彼のそばにいた蘭丸が、
顕如のもとを離れ、安土にいることが、
しかもそれが顕如の命令であることが・・・
蘭丸「・・・ごめん。君を巻き込んで」
蘭丸はそういうと無理やり忍に口づけた。
/ 690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp