第10章 500年後の俺と500年前の君（猿飛佐助）

忍「それで？何がいいたいの？」
佐助「え？」
忍「幸村への気持ち、
　　　　聞きに来たわけじゃないでしょ？」

佐助「いや聞きに来たわけだけど・・・
　　　まあそれだけが目的じゃないのは認めるよ」
忍「でしょうね。で、目的は？」
佐助「忍さん、俺と付き合ってほしい」
忍「はい？」

佐助「勝手なのは分かってる。
　　　でも同じ失恋仲間で秘密の共有仲間だ。
　　　ああ、安心してほしい。
　　　君が許してくれるまで、
　　　手は出さないよ。
　　　お互い別に好きな人ができたら、
　　　すぐにでも別れる。
　　　ただ・・・そうだな・・・
　　　今回の失恋すごく堪えてね・・・
　　　同じ仲間が欲しいそれだけだ」

忍「それで私を・・・
　　　　　いいけど条件があるわ」
佐助「なんだい？」
忍「その気持ちといつか決着つけること。
　　　　いつまでも、
　　　　あの子の代わりなんてごめんだもの。
　　　　そんなのが近くにいたんじゃ、
　　　　幸村とあの子に迷惑だってかかるし」
佐助「ああ分かってる」
佐助はうなずく。
こうして二人の秘密の関係は始まった。