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イケメン戦国短編集2

第9章 指南書(森蘭丸)


忍「ん・・・濃いのが出たね」
忍は蘭丸の様子に、
そうつぶやいていた。

蘭丸「・・・つ、ご・・・ごめんなさい」
蘭丸はモノを、
引き抜きながらそう言った。

忍「何が?」
蘭丸「だって中で・・・
   それにあなたより先に・・・」
   果ててしまいました・・・
蘭丸のか細い声が部屋に響く。

忍「いきなりはうまくいかないものだよ。
    中は・・・そうだね・・・
    大丈夫だから、
    気にしない気にしない」
忍は蘭丸を慰めるようにそう告げる。
その態度はまだ余裕そのものだった。

蘭丸「・・・」
蘭丸はその様子を、
複雑そうに見ているしかなかった。
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