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イケメン戦国短編集2

第9章 指南書(森蘭丸)


蘭丸「でも・・・」
忍「でもじゃない。
    気にしてくれるのはいいけど、
    気にしすぎても、
    お互いのためにならない。
    政宗とか秀吉さんみたいに、
    女性関係に自信があるならともかくとして、
    蘭丸はまだそうじゃないでしょ。
    一度で覚えようとしないの。
    実践重ねていかないと、
    分からないこともあるの」

蘭丸「・・・じゃあまた、
   付き合ってくれるんですか?」
忍「え?私?」
蘭丸「俺は・・・
   あなたが俺で気持ち良くなってほしい。
   だから・・・今宵だけじゃなくて・・・
   また実践に付き合ってくれませんか?」
蘭丸は忍に懇願をする。

忍「んー・・・まあ気が向いたらね」
忍は肯定とも否定ともとれぬ答えを返していた。
忍「と・・・次のことより、
    今は今のことに集中しないとね」
忍はそういうと、
蘭丸の着物を乱し始めた。
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