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イケメン戦国短編集2
第9章 指南書(森蘭丸)
その夜
忍「蘭丸いるー?」
蘭丸「はい。いますが・・・」
忍「よかった」
蘭丸「このような時刻に、
女の人が俺の部屋にきたら、
駄目ですよ」
忍「秀吉さんに怒られるかな」
蘭丸「でしょうね。で何の用でしょうか?」
忍「何って夜這い?」
蘭丸「よば・・・
それ普通男が女にするやつでは?」
忍「気にしない、気にしない」
蘭丸「・・・」
忍「・・・あの密書読んだ?」
蘭丸「密書?」
忍「昼間の・・・」
蘭丸「・・・はい・・・少しだけ」
蘭丸は気まずそうにそう返していた。
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