第7章 上杉の忍び(佐助ED)
??「あっ・・・ぁぁ」
忍「!?」
忍がテレビをつけた瞬間、
裸の男女の映像がうつり、女の甘い声が部屋に響いた。
その映像に忍も佐助も固まる。
佐助の方がはやく我に返り、
忍の手からリモコンを取り上げ、
その映像を消した。
忍「い・・・今のって・・・」
佐助「アダルトな番組だろうね」
忍「じゃあここって・・・」
さすがに忍もここがどこか気づいたらしい、
気まずそうに佐助を見ていた。
佐助「俺もさっき気が付いたよ。
そりゃベッド一つしかないよね。
そういうホテルなんだから」
佐助も気まずそうにする。
先ほど一度抜いたというのに、
佐助の若い男の欲は再び火をともしていた。
忍「?佐助大丈夫?」
忍は佐助の顔を覗き込む。
佐助の視界に上目遣いな忍の顔と、
バスローブの隙間からのぞく、
忍の胸の谷間が入り込む。
佐助は自分の中でぷつりという、
何かが切れるような音を感じていた。