第1章 かぞくのかたち
「うんうん...いやぁでもね、驚いたよ!リヴァイったら深刻で思いつめた表情をしたまま、軍服に戦功で授与された勲章を、ありったけ着けてどこに行くのかと思いきや、こうして、とトォンを連れてくるんだもん!!最近妙に落ち着きがなかったのって、にプロポーズをしに行くからだったんだね」
「えっ...」
はリヴァイを振り返る。
-それで急におまえの顔を見たくなった。ちょうど暇もできたしな。
そうリヴァイは言った。
思いつきで、来た、そんな言い方だった。
「-余計なことを言いやがって...」
リヴァイはぼやく。
はくすっと笑う。
「嬉しいです、リヴァイ兵長」
「...ああ」
リヴァイは照れくさそうに笑う。
「パパ?へいしちょう、と、へいちょう、はどうちがうの?」
「-同じだ。呼び方が少し違うだけだ」
「ふぅん...」
「しっかし、よぉく懐いてるね?」
「それは...リヴァイ兵長はこんなにすごいんだよ、って教育しましたから」
「ぷは、そっか!それは、あれかな?やっぱりにとってリヴァイはずっと特別だったんだ?」
ふふふ、と笑うハンジに、は照れて、頷いた。
「-ええ。私にとって、本当に大切な人でしたから」
リヴァイはに歩み寄って、抱き寄せた。
「-」
「いやもう...なんだよ!君たち両思いだったとかね!本当ごちそうさまだよ...」
「ハンジさん」
「おお?なぁに?」
「-あれ、なぁに?」
トォンはハンジの後ろの棚に飾ってある遺物を指差している。
「...トォン...君は見所がある...!」
ハンジはぶるぶる震えて、トォンの頭をわしゃっと撫でる。
「リヴァイ、...この子を私にくれ!」
「バカかお前は」
「だめです」
「そこを!そこをなんとか!」
「ハンジさんって、おもしろいね」
「トォン...!!」
「やめとけ、バカがうつるぞ、トォン」
「それはいい過ぎです、兵長...」
リヴァイはとしばらく見つめ合うと、照れて恥らうにキスをした。
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