【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第68章 見えないココロ
「みょうじさんってなんか気になるんだよね......」
こちらを見つめて考えている増長さん。
「しっかりしてないから......とかですか?」
友達にもよく言われるし、その証拠に彼らは皆しっかり者だ。
「ふふっ、確かに知らない人にもすぐに付いて行っちゃうかも」
「え......ええっ!」
子供......もはや、それって子供だよね?
好意を持たれる以前の問題で、恋愛対象じゃないってこと......?
「それ以前に......放っておけないんだよね」
最後はかなりの小声で、言いづらそうに紡がれた言葉。
見上げる顔は心なしか赤い気がする。
どういうこと?
なに、この展開......?
「だから、やっぱり試させて......」
顎をクイッと上げられると
そのまま近づいて
唇に柔らかなものが触れたーー。