【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第6章 大胆不敵なSweet Girl
「和南は真面目だよね。こんな可愛いのに......俺ならもう食べてるよ」
「健十とは二人きりにさせないから。大丈夫だよ」
彼は身体を起こすと羽織っていたジャケットをかけてくれた。
「あ、ありがとうございます。ごめんなさい......お目汚しを」
慌てて頭を下げたけど、押し倒しちゃうし......もはや危険人物だよ!
「ううん、恥ずかしい思いをさせてごめんね」
増長さんは何故か申し訳なさそうだ。
悪いのは私なのに。
「お姉さん、どうしたの?」
「わっ!竜持くん?」
撮影を終えた竜持くんが抱きついてきて、そのまま私の胸元に顔を埋める。
周りを見ればびっくりしているようだ。
でも今の竜持くんは子供だから大丈夫だよね?
むしろ胸元が隠れてる。
「竜持くん、このまま歩ける?」
「うん。どこに行くの?」
竜持くんを引きずりながら再び部屋に戻った。
あ、でもここには奴が......どうしよう?
入口付近で着替えちゃおう。
今の竜持くんなら......いいよね?
素早く着替えて私はやっと落ち着いた。