【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第57章 Heart melter
あれ、どっちが外側?
うまく下りない......。
「ふふっ、不器用だね」
見上げると更にくすくす笑われる。
「ううっ、これでも真剣......できた!」
「うん、よくできました」
そういうと唇に触れるだけのキスをくれた。
視線、体温、香り......彼の全てにドキドキする。
こんなの、いつまで経っても慣れない。
脳内処理は追いつかないまま抱き上げられて、入口に擦りつけられた。
「んっ......だめ」
グチュッ、グチュッ
恥ずかしいくらいの水音が室内に響いて、微笑む彼に心臓が痛い。
「早く我慢出来なくなって、求めてね」
「あっ......硬いの、擦れて」
その熱に共鳴したみたいに身体が熱くなって、それは中に入ってきた。
「ああっ......」
強く腕を引かれて、耳元に感じる吐息。
「ごめんね......ちょっと、入っちゃった」
「んんっ」
抜かれた熱に身体が震えて......彼を離したくない。
気付けばその手に手を重ねて、そのまま腰を下ろしていた。
入ってくる感覚は、いつもより鮮明な気がする。
「んんっ......ちゃんと、入りました?」
「うん、上手だよ」
「嫌わないでくださいね?」
そちらを見下ろすと、綺麗な瞳と目が合う。
「嫌いになると思う?ますます夢中になっちゃうよ」
「えっ?あと......あんまり見ないでくださいね?」
そのまま彼の身体に手をつくけど、
これって......どう動くんだろう?
その思いは顔に出てたのか、
「見ないのは無理かな......気持ち良い所に当ててみて。どっちが好き?」
腰を掴まれると、ゆるく前後に揺らされる。
「あっ......ん」
「こっちはどう?」
次は上下に動かされた。
「んっ、わかんな......」
「どっちも良いの?胸、揺れてるよ」
「ふぁっ......触ったら、だめ」
「気持ち良い?はぁ......中、締まった」
見上げられるのは慣れないし、何より彼に見られてると思うと恥ずかしい。
「触ってくれるところ......っ、ぜんぶ気持ちい......」
突然、彼の動きが止まる。