【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第6章 大胆不敵なSweet Girl
「ご、ご、ゴ......名前呼びたくない虫が、カサカサ......」
私は半泣きで、彼に説明した。
なんだか、そのお顔は赤いような......。
「大丈夫。大丈夫だから、離れた方が良いんじゃないかな?」
彼の両手は宙を彷徨っているだろう。
「離しませんよ!外に出ましょう!」
慌てて、彼の後ろのドアノブに手をかける。
「みょうじさん、待って!」
「あっ!」
「わっ!」
そのままよろけて、二人で倒れ込んでしまった。
ーードンッ
その拍子に扉が開く。
そして盛大に後悔する事になるのだった。