• テキストサイズ

【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います

第52章 My one & only Love


「んんっ!」

そのまま、後頭部に手を添えられる。


「ふぁっ......ますながさ......」

それは止まるどこか、深くなった。
顎を掴まれると舌は更に絡んで、歯列をなぞって上顎をなぞられる。

「ふっ......あっ」

舌を吸われて視界がぼやけて、やっと唇が離れた。


どうして......?


「よ、よかったよーー!」

「ありがとうございます」

監督は褒めてくれて、目の前の彼も余裕の笑顔だ。


これって、一件落着なの?


「本当に、仲良しだね。付き合ってるの?」

とても、気さくな監督さんなんだな。


「とんでもないです、付き合っていません」

「そうですよ」

素早く口裏を合わせてくれて安心した。
これで、怪しまれないだろう......。


キスの延長の理由は『役に入りすぎた』とか。
プロならありそう......。


目が合えば、笑ってくれた。

機嫌が直ったみたいで良かった......。



「婚約者です。近いうちに結婚します」


えっ......?


ええええっ!?


「そ、そうなの......おめでたいね!!」
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp