【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第51章 真夜中の贈りもの
部屋に戻るなり、押し倒された。
ま、まだ心の準備が!
額、目元、頬、鼻に口付けられて、噛み付くように唇へ。
そのまま、深くなっていく。
しばらく、激しく求められて......
「あっ......んっ......もっ、だめ」
「はぁ......キスだけだから許して?」
唇が、離れた。
「このキスは究極の愛情表現じゃないですよね?」
「それって暗に『気持ち良い』って言ってるの?快楽が絡むから究極じゃないってことだよね?」
「そ、それは......」
「もう、終わり?もっと、してもいい?」
甘えるように、耳たぶを噛まれると声が出た。
「んっ......朝から、ドキドキで死にます」
「可愛い......」
唇に触れるだけのキスは、再び深い口付けに変わる。
「はぁ......ちゅっ、顔真っ赤......」
「あ......ふっ、ん......」
濃厚に絡められてちゅうっと舌を吸われれば、気持ち良くて頭が真っ白になる。
「んっ......」
「えっちな顔して......可愛いね」
舌を根本まで絡まされて、唇が離れた。
身体が、熱い......。
ぼんやりしていると、綺麗な瞳と目が合う。
「俺はみょうじさんが思ってるよりも、ずっと計算が得意かもね」
「ええっ!」
抱き上げられると膝の上に座らせられたけど、どういうことだろう?
「寝られちゃうのは......予想外だけど......」
「計算が得意な増長さんと計算が苦手な私......バランスが取れてますね!」
「ふふっ、そうだね?苦手なことは補わないと......」
「私が補えるところ?」
増長さんは見た目も中身も完璧だから......。
「可愛いさ、料理やお菓子作り。あと、えっちなところ?」
「色々突っ込みたいですけど......特に最後は補ってませんから!」
「俺が変態だとしたら......そういう風に育てたのはみょうじさんだよ?」
「えっ......?」
「みょうじさんに対しての俺は大胆だよね?自制が利かないのは、みょうじさんにだけだよ」
わ、私のせい......?