【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第50章 Still a secret
「労りのハグはA&Rの大事な仕事だろ?」
剛士くん......本当に剛士くん!?
「熱ですか!?」
「みょうじさん!」
彼に額をくっつけると、腕を引かれて止められた。
「可愛いんだから、そんなことしたらだめだよ!」
増長さんに、ごしごし唇を拭われる。
これ、何回目かな?
ーーガチャッ、
「なまえ、おはよう!」
「おはようございます!遙日くん!」
「よし、それじゃあ今日も......」
「ひゃっ!」
「は、遙日くん......」
お、お尻......堂々とお尻を触ってくる!
「はぁ......毎日揉んでも揉み足りない!」
「遙日......離そうね?」
「いいじゃないですか、増長さんは揉み放題ですよね?」
「遙日くん、手を止めてください......」
思わず、両手で顔を覆った。
恥ずかしい......顔が熱い!
「付き合えてから......全くそういうことしてないからね?」
「ええっ!そうなんですか!?付き合う前はしたんですか?」
「ま、増長さん!?遙日くん、そういう話はやめましょう!」
余計なことを言われたら困るけど......お尻なんて、揉まれたことあったかな?
「遙日......申し訳なく思ったよね?」
「え?むしろ、なまえは欲求不満にならないの?」
「どうしてですか?」
ーーガチャッ
「なまえちゃーん!」
「ゆ、悠太くん!?」
走ってきた彼に、ガバッと抱きつかれる。
「あっ!」
「わっ!」
ーーバタッ
「おはよう!」
「おはよう......ございます......」
勢いがすごすぎて、二人で後ろに転んでしまった。
「あ......ああっ!ご、ごめんね?」
「いえ、怪我はないですか?」
「僕は、大丈夫!なまえちゃんは?」
「大丈夫です......でも手が......」
「悠太......何回目?さすがに、わざとだよね?」
彼の両手は、胸の上。
「えーっ!?まっすー何のこと?」
「その手、早く退かしてね?」