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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第50章 Still a secret


最近、皆さんの様子がおかしい。
本当にどうしたんだろう。


給湯室で原因を考えていると背後の扉が開く。


ーーガチャッ



「おはよう、今日も可愛いね」

後ろから抱きしめられて、この声......。


「北門さん?おはようございます......」

さり気なく腕を解こうとしたけど、力が強い。


「私、コーヒー入れないと......火傷しますよ?」

顔だけそちらに向けると目が合った。


「俺は、なまえに触れて火傷したいな......」

どういう意味だろう?

考えていると、首元に息がかかる。
チュッと音がして、そこに口づけられた。


「んっ、くすぐったいです!」

「なまえの全部にキスさせて?」

「えっ......全部?」


ーーガチャッ


「みょうじさん!」

「あっ......増長さん、おはようございます!」

「おはよう......じゃないから!」

こちらに来た彼に素早く救出された。

なんか、抱き上げられてるけど......。


「ありがとうございます......」

「倫毘沙、何もしてないよね?」

「ははっ、カズの想像にお任せするよ」

「少しは......遠慮しないの?」


ーーガチャッ


「なまえ、おはよう。姿が見えないから探したよ」

「愛染さん、おはようございます!何か急ぎの用ですか?」

「そうそう、仕事のことで......」

「はい、何ですか?」

増長さんから離れると、そちらに近づく。


「......嘘だよ」


チュッ、

「へっ......」

唇に......!


「今日の、キスは俺が初めて?」

「健十!」


ーーガチャッ、


「愛染!お前、阿修知らねぇか?」

「あ、剛士くん!おはようございます!」

「おはよう。お前......朝から、こいつにちょっかい出してたのか?」

剛士くんが、呆れている......。


「今日、一番目のキスをもらおうと思って?」

「はぁ......」

「剛士くん、愛染さんの引き取りをお願いしますね?」

彼の腕を掴んで、剛士くんの手に掴ませる。


「お礼は?」

「お礼......コーヒー飲みますか?でも、ブラックは喉に悪「これでいい 」

「ふふっ、温かいです......ええっ!」
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