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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第47章 本当の自分


『直接会って、話がしたい。』


あれから何度か連絡はもらった。核心に触れない内容なら当たり障りなく返して、会うことが望みなら何かしらの理由を付けて断った。だから個人的に会うことは一度もなかった。そのうち彼も飽きて連絡は止まるだろう。

別れた後で会いたい心理がわからないし、仕事で会えば別に普通だし別段困ることもない。


きっと.....私は本気の好きを知らない。


元々男の人が苦手で信用できないし、片想いが楽しいのは自分本位の恋愛だからだ。

自分の気持ちだけでいいから、きっと私は恋に恋していた。
幼い日の恋愛も恋している自分が好きだったんじゃないかな?


もし、彼のお母さんのことがなくてA&Rとして夜叉丸さんと戻っていたらどうだったのかな?


彼のことを思い出したら辛いし涙が込み上げる。
胸の苦しさや勝手に流れる涙で分かる。




告白してでも手に入れたいと望んだだろう。


彼が、私の初恋だった......。
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