【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第42章 キミとの出会いを運命に
「髪切ったの?短いのも可愛いね」
そう言うと髪の毛に口付けられる。
「これはヘアアレンジで......ってそういうの照れますから!」
「赤くなってる......可愛い」
あれ?
沙知と真司......驚いた顔をやっといただいた。
詩織は
「もう......素敵すぎて身体中にキスしたい......」
全然動じてない!?
暴走はしてるけど。
「何言ってるの!!しっかりして......」
華奢なその肩を揺さぶる。
「和「やっぱり喋っちゃだめ......」
可愛い顔して危険。
取り扱い注意だ。
「ごめんね。俺の身体にキスしていいのはみょうじさんだけなんだ。俺の全部はみょうじさんのものだから」
「かっこいい顔して危険。この二人同じ匂いがする......」
変態の友達は変態。
あれ......?
私も変態?
「俺の香り好きだよね?ほらこっちにおいで」
「引っ張らないでください......」
「一途なんですね。テレビで見る落ち着いた印象より素敵です。この幸せ者め!」
「あんたが溺愛してるのかと思ってたんだけど」
「俺もお前が躍らされてんのかと」
「えっ?」
「ふふっ、溺愛されすぎてて困ってるんだよね」
「へっ?」
「こんなに可愛いんだから手を出さないと失礼に「もう、喋らないでください!」
「可愛い口で塞いで。はいして?」
「しませんから!」
彼の口を慌てて塞ぐけどにっこり笑顔で優しく解かれる。
「だって、俺はみょうじさんの為なら何も要らないよ。もし、望むならアイドルを辞めてもいい。他にあげれるものか......なんだろう?命でもあげようか?」
優しく微笑まれたと思えば、手を彼の心臓に当てられた。
どうしようもなく胸が高鳴る。
でも、そうじゃなくて......。
「だめですから!」
「そうだよね。あげたら一緒に居られなくなっちゃうもんね。そこは盲点だったよ」
「そうじゃなくて......もっと自分を大切に......」
「みょうじさん以上に大切なことなんてないよ?」
「あの......ここ最近甘い感じから離れていたので少し手加減していただけると嬉しいです」
「はぁ......」
大きなため息をついたのは沙知だった。