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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第41章 Fake Marriage


「このまま......ずっと時が止まれば良いのにね?」

まだ落ち着かない息づかい。更に強く抱きしめらて視界がぼやける。私もずっとそう思ってる。

泣きそうな事がばれてしまわないようにぎゅっと背中に腕を回した。きっと、お互いがお互いの為に言葉を選んでる。気持ちを伝えたって一緒には居られない。

彼の言葉に返事はできない......ううん、例え返せたとしても胸がいっぱいで伝えたい言葉は口から出てこなかったと思う。

──それでも、

「一度だけ言わせて? 大好きだよ」

外は大雨なのにその綺麗な声はやたら響いて、激しい雨音に掻き消されることはなかった。返事が出来ない代わりに、背中に回した手を解かないでいる。このままずっとこうしていたい。そう出来たらいいのに......。

たくさんの感謝を胸に、改めてこの人を好きになって良かった。
この大好きな声を私は一生忘れない。
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