• テキストサイズ

【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第37章 Remember !


「迎えに来たわよ」

「夜叉丸さん!」


話は終わったのかな?


どうせライブ会場を抑えに行ってたんだろうけど......。


「篤志さん、ありがとうございました」

「いいんだよ。また、会えるのを楽しみにしてるよ。」

「はい、本当にありがとうございました」


私は彼に手を振ってその場を後にした。


「ライブ、一緒に行きましょうね?どこの会場抑えて来たんですか?」

「うるさいわね!お見通しって言いたいの?」

「ははっ、私のこともいつもお見通しのくせに」

「アンタは分かり易いから」

「むしろ、周りの人からは分かりにくいって言われるんですけどね?」


よく周りを見てる人が多いけど、夜叉丸さんと増長さんは特にすごい。


私は二人の前では、感情がダダ漏れになっているようだ。


「剛士と和南がなまえちゃんのこと聞いて来たわよ」

「二人にはバレてますからね。増長さんにはどうしてばれたのか分からなくて......」


「寝言で言ったとか?」

「そんなの言いますかね?」

「彼の前で寝たことないとか言わないの?まさか楽屋でA&Rが寝たりしないわよね?」


あっ!?


「聞かないでください......」

「まさか......アンタと彼できてるの!?」


へっ...?


「はああああ!?違いますからね!変なこと言ったらくすぐり地獄ですよ!!」

「居候のくせに、なに言ってんのよ!?可愛くないわね!」

「よく言いますよ!私の歌手名『可愛い』って意味なのに、聞かれたら恥ずかしくて答えられません!!」

「はぁ?可愛いんだから、いいじゃない」

「可愛くないですから!!」


夜叉丸さんこそ......視力悪いのかな?


怒涛の一日はそんな感じで終わりを迎えたーー。
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp