第34章 新たな日常

「おはようございます！今日もよろしくお願いします。」

「「おはようございます。」」


スタジオでのレコーディング。


仕事の度に、色々思い出してしまう。


初めての仕事はキタコレのレコーディングだった事や、つばさちゃんと私の家で業界用語の練習をしたこととか。


スタジオで剛士くんと沢山の歌を歌ったこと。


もらった新曲が他の人に渡って皆で曲を作ったこと？

これは、夜叉丸さんにネチネチ言っとかないといけないやつだ。


思い出して笑いがこみ上げた。


私は歌う曲の系統が様々だから、彼らの中ならこの人が似合いそうな曲とか。


「彼ならこんな感じで歌うだろうな。」とか。


実のところ私は、彼らにも支えられてここに立ってる。