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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第34章 新たな日常


今までの日々が、辛くなかったと言えば嘘になる。


大切な人たちに平気で嘘をついてたんだから......。


既にガンダーラを辞めて数ヶ月が経っていた。


会社には、しばらく前から辞めることを話していた。


つばさちゃんや彼らと離れても一日は普通に始まって、毎日を重ねてきた。


夜叉丸さん思うと更にやるせなさを感じた。
大切な彼女を失った翌日、彼にも平等に一日が始まったのだろう。


そして今も、それは繰り返されている......。


「おはようございます。夜叉丸さん、朝ですよ!!」


彼の布団を剥ぎ取った。


「おはよ。朝から、乱暴ね......アンタお嫁に行けないわよ。」

「ええっ!」


二人で当たり前のように食卓につく。


「もう何ヶ月経ったの?まさか、あの日から転がり込んで来るなんて。」

「仕方ないじゃないですか。行くとこないし?ちゃんと、面倒みてください!」

「なんか、アンタ図々しくなったわよね。」

「え? 今日、ハードスケジュールなんです。優しくしてください。」

「そんなの知らないわよ!ちゃんと働きなさい!!」

「はーい。」


結局、あの後も歌手活動は続けていた。
夜叉丸さんも私のA&Rをしてくれていたりする。


夜叉丸さんのこととは別に、つばさちゃんと彼らの手助けをするには何か力が必要ということも大きい。


でも、一番の理由は......大好きな音楽でまだ皆と繋がっていたかったんだと思う。
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