• テキストサイズ

【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第5章 響きあうHarmony


話題は変わり昨日のリハの話になっていた。 

「つばささんはあのリハを完璧と見なしたか」


彼女の意見に帝人さんは納得していない様子で、百くんも同じようだ。


「そもそもBプロの完璧って何だ?」


確かに......難しい話だよね。


「うまく言えませんけど、皆さんとてもキラキラしていましたし、それを見てくれて『すごい!』って思ってくれる人がいると思うんです」

「なまえは、どう思う?」


えっ?

百くんの綺麗な瞳を見つめながら考える。


「大人数でしか出来ないパフォーマンスもあります。個人的にはすごく好きです。ただ、皆さんに続ける理由がないと存続は難しいのかなとも思いますね」

自分の気持ちを真っ直ぐに伝えると、ふいに隣に座っている増長さんと目が合った。


「大丈夫でしたか?」

不安になって尋ねてみると笑ってくれた。

「うん、その通りだと思うよ」

それなら、よかった。
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp