【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第5章 響きあうHarmony
話題は変わり昨日のリハの話になっていた。
「つばささんはあのリハを完璧と見なしたか」
彼女の意見に帝人さんは納得していない様子で、百くんも同じようだ。
「そもそもBプロの完璧って何だ?」
確かに......難しい話だよね。
「うまく言えませんけど、皆さんとてもキラキラしていましたし、それを見てくれて『すごい!』って思ってくれる人がいると思うんです」
「なまえは、どう思う?」
えっ?
百くんの綺麗な瞳を見つめながら考える。
「大人数でしか出来ないパフォーマンスもあります。個人的にはすごく好きです。ただ、皆さんに続ける理由がないと存続は難しいのかなとも思いますね」
自分の気持ちを真っ直ぐに伝えると、ふいに隣に座っている増長さんと目が合った。
「大丈夫でしたか?」
不安になって尋ねてみると笑ってくれた。
「うん、その通りだと思うよ」
それなら、よかった。