【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第28章 守りたい君の居場所
「おはようございます。昨日は眠ってしまって、ごめんなさい!」
「おはよう。遅くまで付き合わせて悪かった。」
「おはよう。ゆっくり眠れたか?」
「おはようございます。すみません、僕が無理を言ってしまって。」
「いえいえ、楽しかったです。ゆっくり休ませていただきました!」
「おっはよー!寝顔可愛いかったよ!」
「ひ、暉くん!」
朝からMooNsと食卓を囲むなんて、新鮮な感じだ。
「朝からご飯が用意されている喜びですよね!」
「ああ、美味いな。」
「うん、美味しい......。」
「ご飯、何杯でもいけちゃう!!」
「暉!食い過ぎたら動きが悪くなるぞ。美味いのはわかるけど。」
「よかったです!和食派か洋食派か分からなかったので......。」
「「ありがとう。」」
「いえいえ、こちらこそいつもありがとうございます。」
「あれ、これミカちともしなかった?」
「確かに、似たような感じでしたね?」
そうなんだ。
帝人さんも朝食作ったのかな?
「なまえも辞めるとか言い出すなよ?」
「あはは、龍さんに掴みかかられます?」
「いや、それはないけど......。」
「辞めるのは寿退社だけにしてね?」
「え?結婚の予定は無いので。」
増長さんは素敵な笑顔だ。
「運命の人は、意外と近くに居ると思うよ?」
「えっ......?」
「やっぱり、俺!?」
「俺だ。」
「僕ですよ!」
「俺だから、ね?」
「はぁ......とりあえず食べろ。」
ばれたら側にいられないと思った?
だから、必死に取り繕った。
気付いた時には、
とっくに手遅れだったのにーー。