【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第27章 My dearest
う......眩しい。
俺......昨日はあのまま寝てたのか。目を開けた先には、みょうじさんの幸せそうな寝顔があった。彼女の細い腕は俺の頭を守るように回されている。
散々わがまま言っておいてなんだけど、風邪うつしてないといいな......。
ずっと抱きしめていてくれたのかな?
抱き合った俺たちにはラッシュガードがかけられているしパチパチと音が聞こえる。眠っている間もずっと火を絶やさないでくれたんだ。
「ありがとう」
その身体を抱きしめ返すと違和感を感じた。
なんだか......すごく柔らかいものが当たっている。
そして......俺自身も違和感がある。
ど、どういうこと!?
「あっ、おはようございます」
ぱちりと目を開けた彼女と目が合う。
「お、おはよう......昨日はごめんね?」
「無事で良かったです!!」
にっこり笑った彼女が思いっきり抱きついてきた。普通に嬉しい。
だって彼女から俺に触ってくれるなんて貴重だから。
でも今は......少し現状に焦っていた。
「ありがとう。あのさ、俺たちって水着......」