【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第25章 KICK OFF !
「お、押し倒してる!?」
そこには、彼女を押し倒す彼の姿があった。
思わず顔が熱くなる。
「なまえちゃん、ご、誤解だから!!」
立ち上がった悠太くんが、こちらにやって来て私の腕を掴む。
「あっ、わっ!えええっ!!」
「きゃあ!!」
ーードンッ、
躓いた悠太くんの体重を支えきれずに、二人で後ろに転ぶ。
私も、押し倒されている状態......?
彼の両手......。
「む......胸っ!?」
「ご、ごめん!柔らか......じゃなくて!」
彼は慌てて私の胸から手を離す。
二人して顔が赤くなった。
「「ああああ!?」」
結局あのチケットは篤志さんと修二さんのものだったそうで、
皆さんにドンマイと呟いたのだったーー。