【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第25章 KICK OFF !
「増長さんの為に、北門さんは抱きしめません!!」
「「えっ......!?」」
増長さんは北門さんと私が抱き合うのが嫌なんだ。
愛染さんが前に言ってたように、北門さんが大好きだから。
「そんな事言わずにおいで。」
北門さんに腕を掴まれた。
「絶対に放さないからな!」
増長さんにギューッとされる。
「北門さん辞めてください。増長さんも放して大丈夫です。北門さんに抱きついたりしませんから!」
「「そうじゃないから!!」」
「なまえ俺には?」
「愛染さん、試合中を放棄した人はナシですよ?」
「くっ......ちゃんとやれば良かった!」
「でも皆さん素敵でした!私真剣に頑張る人は大好きです!」
ん?皆の顔が赤いような......。
「は、早く水分を摂りましょう!!」
私はここに来るまでに購入したペットボトルを皆に配る。
「明日の仕事にも響くしそろそろ切り上げよう。」
確かに......皆疲れただろうな......。
「チケットは貰っていいの?」
悠太くんの問いかけに皆が頷く。
「やったーー!」
よかった......。
「なまえちゃんも何かちょうだい。」
「えっと......何も持ってないですよ!何が良いですか?私が出来ることなら。」
「じゃあ今度デートして!」
「ジャスティスのチケットとつばさちゃんとデートで、私はデートだけでそれでバランス取れてます?」
「うん!」
「それならそうしましょう。」
「やったーー!」
「ちょっと待ってよ。おかしくない?」
「そうですよおかしいです!」
「なんか変なことになってきたな......。」
愛染さん、帝人さん、龍さん?
何やら批判が......。
「やっぱりバランス取れてないって話ですか?」
「それならデート中は手繋ごうよ♪」
「皆さんそれでどうですか?」
「だめだよ」
「絶対にだめ」
「僕も許さないからね。」
北門さん、増長さん、竜持くんまで?
「それなら二人で一泊旅行に行こう!」
「た、楽しそうです!!」
今度こそ......!
「悪化してんだよ!」
「そうだよー!デート自体がダメだから!」
「なまえ考え直せ。」
剛士くん、暉くん、百くんまで?